2度目の二十歳
全16話
脚本:ソ・ヒョンギョン
演出:キム・ヒョンシク
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主な登場人物:ハ・ノラ(主婦・ウチョン大学1年生)・・・チェ・ジウ
チャ・ヒョンソク(演出家・ウチョン大学演劇学科教授)・・・イ・サンユン
キム・ウチョル(ノラの夫・ウチョン大学心理学科教授)・・・チェ・ウォニョン
キム・ミンス(ノラ夫妻の息子・ウチョン大学1年生)・・・キム・ミンジェ
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第11話
「離婚手続きに入りましょう」とノラ。
ノラは矢継ぎ早に自分の気持ちを語り始めた。
ウチョルの新しい女性について尋ねないのは気にならないから。
本当は女性と一緒にいるのを見たのは、ユニョンではなく私。
絶句したけど怒りはなかった。
自分の人生が哀れに思えただけ。
私の中でもあなたとは終わってたのだと。
ノラはミンスと話をしたときに、離婚についての考えを聞いていた。
ノラは今まで自分らしく生きていなかったこと、これからは自分らしく生きたいことをミンスに語った。
ミンスは母に「母さんのダンスかっこよかったよ」と言ってくれる。
「あなたは人を愛せるときに愛し、楽しめるときに楽しんで。私みたいに後悔してほしくない」
それは母がミンスに最も伝えたい言葉だった。
ノラが「ミンスなら分かってくれる」と言っているにもかかわらず、ウチョルはミンスを理由に離婚届を出しに行くのを明日にしようと言い出す。
同じ店から出てきたノラとウチョルを見かけたヒョンソクは、2人が一緒にランチをしたのだと勘違い。
夫婦仲が順調に回復しているのだと理解する。
ユニョンと大学で待ち合わせしたノラをヒョンソクが車で拾う。
それを目にしたウチョルはヒョンソクがノラを待っていたのかと勘違いする。
ウチョルとランチをしていたのだと思っているヒョンソクは、2人をうらやましがる。
「うらやましいなら結婚すれば?」と笑うノラ。
「俺が結婚したくなるぐらい幸せに暮らせよ」と言うヒョンソクの言葉に、ノラは遠い目をする。
ユニョンに、余命宣告を受けたとき、なぜウチョルに話さなかったのかを語るノラ。
それは怖かったから。
自分には関係ないと言われるかも、それでも離婚すると言われるかも。
泣いてくれないかも、心配してくれないかも、身軽になると思われるかも……。
そんな自分を振り返って、バカみたいだと言うノラ。
進学を決めたのも、ステージに立てたのもヒョンソクのおかげ。
ユニョンは、人生の分岐点で助けてくれるヒョンソクとノラが再会したことを改めて喜んだ。
イジンに花束が届くが、メッセージカードがどこにもない。
贈り主をヒョンソクではないかと考えるイジン。
実はウチョルが送ったものでしたが、配達員がミンスにぶつかった際、カードが落ち、ミンスが踏んづけちゃってました(笑)
ヒョンソクとノラが呼び捨てで呼び合うところを偶然目にしたイジン。
2人は友達?
すると、以前ヒョンソクが理想の女性は高校の同級生で、今はウチョルの妻だと言っていたことを思い出す。
まさか……。
ヒョンソクになぜロシアに留学することになったのかと聞くノラ。
一緒に芸大に行こうと言ってたのに。
プライバシーに関する話はしたくないと怒り出すヒョンソク。
ノラってホントに鈍感ね。
帰宅したノラとウチョルが話をする。
ウチョルは明日も離婚届の提出には行けないと言う。
世間知らずの君を1人にはできないからと、自立できるまで見守ると言うのだ。
「いいかげんにして」とノラは証書を破り捨てる。
訴訟を起こすとまでノラが言ったが、ウチョルは新任者は人事委員会に家族関係証明書を出す必要があることを理由に、7月末まで離婚を引き延ばした。
ミンスのためだと思い、受け入れたノラです。
何なのこの男?
ヒョンソクの事務所のバイト代が入る。
ヒョンソクはわざわざすべてを新札にしてくれていた。
ノラは彼の心遣いを嬉しく感じる。
ミンスに「稼いで初めて渡すおこづかい」と誇らしそうなノラ。
「ありがたくもらうね」とミンスも喜ぶ。
イジンがウチョルの家族について調べ、ついにノラが妻だと知ってしまった。
黙っていたウチョルを責めるイジン。
気づかれる前に退学させようと努力したことなど必死で弁解するウチョルだったが、イジンの怒りは収まらない。
ノラが落とした書類を拾うウチョル。
落とさないよう本に挟んで渡すウチョルに、あくまでも学生として他人行儀に接するノラ。
そんな2人の様子をイジンがこっそり見ていた。
イジンはノラが気になり、後をつける。
トイレで会ったときに、また「従兄」からの電話が鳴る。
「従兄」からの電話を何度か目にしているノラです。
「従兄」というのはもちろんウチョル(笑)
事務所の掃除ついでに2階のヒョンソクの部屋の洗濯物を取りにきたノラ。
戻ろうとしたときに上がってきたヒョンソクと鉢合わせ。
驚いた拍子によろけて、ヒョンソクに抱きついたような格好になる。
我に返ったヒョンソクは、ノラが自分の部屋に入ったことを怒り、降りろと怒鳴る。
ヒョンソクは胸の高鳴りを抑えきれずにいた。
スンヒョンからノラに電話。
窓についた鉄柵が壊され、泥棒が入ったかもしれないから、一緒に見てほしいとの依頼だった。
幸い中には誰もいず、盗まれたものもなかったが、鉄柵が壊れたままでは怖くて眠れない。
スンナムが直しに来てくれたが、柵は根元から折れていて直りそうにない。
仕方がないので3人はサウナに泊まることにする。
ノラはミンスにだけ外泊の連絡をしたが、連絡のないウチョルは帰宅しないノラが気になってたまらない。
事務所でヒョンソクとノラがキスをする妄想までする始末。
いたたまれず事務所まで車を飛ばすウチョル。
ウチョルからノラが帰宅していないことを聞かされると、ヒョンソクもノラを心配し、あちこち電話をかけ始める。
ウチョルはヒョンソクがノラを心配することが面白くない。
サウナにヒョンソクがやってきた。
スンヒョンがノラと一緒だと教えてくれたのだ。
ウチョルがノラを心配していることは言わず、早く家に帰るようにとノラをせき立てるヒョンソク。
ノラを好きなくせに、ノラとウチョルの夫婦仲を取り持つようなことをしているお人好しなヒョンソクです(笑)
でも、ノラは若い女の子をあなたに任せるわけにはいかないからと帰ろうとしない。
仕方なく、スンナムだけ帰し、3人で泊まることにする。
バイトで疲れているのであろうノラはすぐに眠りに落ちた。
寝顔を見つめながらヒョンソクは「可愛いな」とつぶやいた。
朝になり、スンヒョンがトイレに立つと、寝返りを打ったノラがヒョンソクのすぐ隣に。
目を覚まし、目の前にヒョンソクの寝顔があるのを見たノラの心臓がドキドキと高鳴り始めた。
第11話の感想
ノラの外泊を知っていたミンスに「なぜ黙ってたんだ?」とウチョルが文句を言ってました。
ミンスは「母さんを心配したこともないくせに」とぴしゃり。
そう、今までのウチョルはノラのことなど眼中になかったんです。
なのに今は……。
どうしちゃったんでしょう。
ノラをヒョンソクに奪われるのが嫌なだけ?
それとも、誰かのものになると考えたら、急に惜しくなった?
あんなにも離婚を迫っていたくせに。
浮気相手もいるくせに。
浮気相手のイジンにノラのことがばれてしまいました。
イジンはノラのことが気になるだけで、意地悪をするようなことはなさそうです。
でも、なにせ権力者だからね。
何でもできそうで怖いです。
ノラのドキドキ。
ヒョンソクに恋しちゃった?
ふふふ。
だったら、いいな~♡
さ、続きを見なくちゃ!
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