プロデューサー|第11話 あらすじ&感想

pdc1プロデューサー

KBS 全12話 2015年

脚本:パク・ジウン

演出:ピョ・ミンス、ソ・スミン
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【主な登場人物】

ラ・ジュンモ(「1泊2日」のプロデューサー)/チャ・テヒョン

タク・イェジン(「ミュージックバンク」のプロデューサー)/コン・ヒョジン

ペク・スンチャン(KBSの新人プロデューサー)/キム・スヒョン

シンディ(デビュー10年目の人気アーティスト)/IU

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第11話

イェジンにキスをしたスンチャン。
「何のつもり?」とイェジン。
スンチャンは思わず「すみません」と謝る。
「どうして謝るのよ?キスしたことを謝ったの?」
イェジンは「あきれちゃう」と言いながら、場所を移す。

滑り台の上でひざを抱えてうずくまるスンチャン。
悪いことをして叱られた子どものようだ。

「その表情はまるで私に怒られたみたいだわ」とイェジン。
落ち着くようにと言いながら、イェジンも明らかに動揺している。

スンチャンが滑り台を降り、イェジンの前に立つ。
まっすぐにイェジンを見つめ、こう語った。

先輩は僕のことを未熟で、言うことをよく聞くかわいい後輩だと思っているでしょうが、これからは今までとは違う角度から僕を見てもらえるチャンスを作れたのではと思っていますと。

スンチャンは会社での先輩後輩という関係を崩すために、どうしても僕の気持ちを伝えたかったのだと言う。

さっきの出来事は、あなたのことを後輩として見ていた私に、上下関係を崩すために投げた石ころのようなものねとイェジン。

愛の告白を石ころに例えられて腑に落ちないスンチャンだったが、「意味は合ってます」と答える。

イェジンは「誰かとの間に新しい関係を築くことよりも、従来の関係を維持することの方が大切な場合もある」と言う。

スンチャンは「でも、関係を維持しようとして、チャンスを逃したら?」と反論。

ヘジュとのことがスンチャンには反面教師になっているのだ。
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イェジンが帰宅すると、ジュンモがビールを飲んでいた。
明日は朝早くから引っ越し。
と言いながら、イェジンもビールを飲み始める。

イェジンがジュンモに聞く。
「私って自分を守るために強がってるんだと思う?」
「傷つきたくないから強いフリをしてるように見える?」
……などなど、スンチャンから言われたことを逐一ジュンモに確認する。

ふとこんなことを言うのはスンチャンだと気づいたジュンモがそう指摘。

どうして分かったの?と驚くイェジンに、
「君について知ったような口を」とぶつぶつ。

イェジンは言われてみると合ってるような気がすると言い出す。
確かにPDとして認めてもらえるように(特に女性ということで余計に)強がってきたことを自覚した。
恋人に対しても、断られるのが怖くてわざと否定的なことを言ったり。

「この家から出て行くなと俺が言ったときもそうだ。家事が面倒だから俺が引き留めると思うなんてどういう発想だよ。言葉通り、素直に受け取ってくれよ」とジュンモ。

「そうね。私は自分に自信がないみたい」
「愛される資格もいいところもたくさんあるのに、君は自分のことを過小評価してる。君は自分で思ってるよりもずっとずっと魅力的だ。理想の高い俺が25年も付き合ってるんだぞ」

「あきれた」と鼻で笑いながらも、しんみりする2人。
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スンチャンが帰宅すると、母がソファに寝っ転がってパックを始めようとしていた。
パックを顔に貼るのを手伝うスンチャン。

動物の顔になってるパックです。
サルかな?とにかくスンチャン母の顔、チョー笑えますヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ

スンチャンが母にいつから父さんを男として意識したのかと聞く。
お見合いをして半年後に結婚した両親。
男として意識することも時々あったけど、憎いと思うこともと母。
大好きな歌手の曲を聴くたびに思い出したのは違う男。

以前シンディにその話をしてました。

その人と結婚してたらもっと幸せだったかしらねと母。
付き合ってただけだから、いい思い出しかないのかも。

「選ばれざる道だね」とスンチャンが言う。
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朝になり、荷物がトラックに運び込まれた。
「イェジンの家」と書かれた玄関の落書きを丁寧に拭くイェジン。
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ごみ捨て場にチェストを捨てたイェジンに近所のおばさんがクレームをつけてきた。
今日引っ越しなのだと説明するが、粗大ごみは木曜日だの一点張り。
じゃあ、わざわざ新居に運び、また木曜日にここまで捨てに来いということかとイェジンも負けてない。
そこへスンチャン母が通りかかる。
いつもであれば、一緒になってクレームをつけるのだろうが、相手は息子の上司たち。
スンチャン母は自分がチェストを持ち帰るということでそのおばさんに納得してもらった。
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重いチェストを家まで運んできたスンチャン母。
スンチャンはそれを見て、イェジンがもう引っ越し作業を始めていることに気づき、猛ダッシュでイェジンの元へ向かった。
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別れ際。
「握手でもする?」と笑うイェジン。
イェジンは、人生の一部分が終わるような気がすると言う。
「大げさだな」とジュンモ。

面倒くさいと言いながらも、イェジンが出した手を握るジュンモ。
握手をしながら、「私の人生にあなたがいてくれて嬉しいわ」とイェジン。

手を離し、イェジンがトラックに乗り込む。
走り出したトラックをいつまでもいつまでも見送っているジュンモ。
その姿をミラー越しに見つめ、イェジンは泣き出しそうな自分を必死で抑えていた。
ジュンモの目にも涙。

トラックと入れ違いに到着したスンチャンは、間に合わなかったことを知り、今にも泣き出しそう。
ジュンモはそんなスンチャンに「会社で会えるだろ。早く出社しろ」と言い、家に戻っていった。
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視聴率が貼り出される。
特番「スターウォーズ」の視聴率はなんと10.1%。
ジュンモは「あんまりじゃないか」とつぶやく。
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頭を抱えているジュンモとスンチャンをキムPDがランチに誘う。
局長室では「スターウォーズ」を特番ではなく、本格的に始める話がされた模様。
ジュンモに「1泊2日」はもう長いからそろそろほかに譲ったらどうだと言うキムPD。
急に打ち切りというわけにはいかないだろうから、「スターウォーズ」の体制が整うまで何とか持ちこたえてほしいと。

「あんまりだ」とジュンモ。

これから数週間の視聴率が大事。
結果を出せば上は何も言わない。
視聴率を取れれば、ほかの落ち目の番組の枠に「スターウォーズ」を入れることもできるのだ。
そう話すキムPD。

スンチャンはキムPDの代わりにコーラを取りに行きますが、後ろ手で缶を振ってました。
当然缶を開けると、キムPDは吹き出したコーラを浴びる羽目に。
そっとにやつくスンチャン。
おまえだなという顔でスンチャンを見るジュンモ。
毎度のことですが、スンチャンって悪いヤツです(笑)

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「1泊2日」が使う予定の会議室を「スターウォーズ」チームに奪われる。
最終的に一番格上のジュンモが登場したことで、とりあえず「1泊2日」が先に使えることになる。

ゲームのパワー指数のように、視聴率の低いPDはパワーが低い。
そうなると、部下たちも見下されたり、会議室を奪われたり、差し入れがもらえなかったりとひどい扱いを受けることになる。

そうなると、だんだん追い込まれてやけになってくる。
でも、それはとても危険なこと。

例えば、昔からある飲食店の隣に開店した店が繁盛したら、それがうらやましくてメニューを替えたりする。
でも、それをすると、今度は常連客に見放される。
新しい客を得ようとして常連客を失うのでは本末転倒。

とはいえ、少ない常連客だけでは商売が成り立たないから悩ましいのだ。

とにかく「1泊2日」チームは必死でアイデアを出し合っていた。
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衣装が頼んでいたものと違うことにクレームをつけるシンディ。
ピョン社長が、提供された衣装をジニに回すように指示しているとのこと。
近いうちに何かが起こるはずだと言っているらしい。
「私が守りたいのはお金じゃなくてイメージなの」とシンディは声を荒らげた。
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そこへマネージャーが血相を変えて飛び込んできた。
検索ワードの1位が「貧乏シンディ」で、3位が「物乞いシンディ」なのだと言う。
見ると、物乞い姿のイラストにシンディの顔写真がついている動画だった。
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傘のPDのせいだと文句を言うマネージャーに便乗して悪口を言い始めるシンディ。
これを口実にスンチャンと会う約束を取り付けた。
「むかついてきたわ」と言葉では言いながら、笑顔が止まらないシンディ。
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先に部屋に入ったシンディ。
マネージャーが部屋の外でスンチャンを待つ。
マネージャーはスンチャンがシンディに怒られるのがよほど嬉しいのか、やってきたスンチャンに「本物の毒舌がどういうものなのか身をもって体験するでしょう」とニヤニヤしながら告げた。
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シンディが動画をスンチャンに見せながら、どう責任を?と詰め寄る。
スンチャンもこれを見て驚いたと言う。
でも、僕はかわいいと思います。
怒る気持ちも分かりますが、近寄りがたいイメージより親しみやすいイメージの方が……。

それが貧乏シンディ?
物乞いシンディ?

スンチャンは、キャラとして受け入れればかわいらしいイメージになるのでは?とか、身近な存在になり、その結果毎日会いたくなるなど、必死で動画を肯定する。

が、シンディはスンチャンの解釈を全否定。
一度出たキャラは変えられない。
これからずっと卑屈なフリをしろと?

困った顔で「すみません」と謝るスンチャンに、どう責任取ってもらうか考えておくと脅すシンディ。

もちろんそれは口実。
本当は多分そんなに怒っていないはず。
だって、スンチャンが何度も何度もかわいいと思うと言ってくれてるんだもの(笑)

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ホンスンは別れを告げられたヤンミのことがまだ(というより改めて)気になって仕方がない。
が、電話もメールも無視される。
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午前中に届くはずの荷物が一向に届かず、日も暮れたころようやく届いた。
が、家の中まで運んでもらえるはずだったのに、届けることしか頼まれていないと言う業者。
イェジンが困っていると、タイミング良くスンチャンが到着し、荷物は彼が運んでくれることになった。

チャイムが鳴り、スンチャンが近所に配るつもりで注文した餅が届いたのかと玄関を開けると、そこには下から荷物を運んできたジュンモが。

引っ越しの手伝いを開始した2人。
2人は互いに張り合いながら作業する。

スンチャンが用意した窓ガラス用のクロスをイェジンが使おうとすると、ジュンモが新聞紙の方がよく落ちると言ってみたり、スンチャンがプレゼントした花を花瓶に飾ると、ジュンモがそれをさりげなく抜いたり。
ジュンモとイェジンの写真の上に、スンチャンとイェジンのツーショット写真を飾ったり……。

子どもかっ!ヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ

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出前を取って晩ごはん。
近くにスーパーがないので、夜は危ないと心配するスンチャン。
街路灯もまだついていない。
「つけてくれと役所に言わないと」とスンチャン。

「顔が見えないと危険だ」とジュンモがからかい、イェジンが怒る。
仲良さそうにふざけ合う2人を寂しそうな目で見ているスンチャン。
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ジュンモがバス停にいるスンチャンを拾い、2人はジュンモの車で帰ることに。
途中イェジンからジュンモに電話。

イェジンを「イェバル」と呼び、爪切りは自分用に買えなどと笑いながら話をしているジュンモの声を聞きながら、スンチャンは気持ちが沈んでいく。

子どものころのあだ名なのかな。
イェジンも時々「ジュンバル」って呼んでます。

「僕にとってイェジン先輩は40%のようです。
今までの視聴率を合計しても届かない、努力しても得られない、夢の視聴率です」

会議でこの40%の話が出たんです。
自分たちは合計しても40%にならないという自虐発言が。

「ジュンモ先輩がうらやましいです」
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シンディは「物乞いシンディ」の動画に「1泊2日をどうか見てください」というコメントを添えてツイート。

プライドの塊だったシンディがこんなことをするなんて!と驚いちゃいました。
シンディが変化していることがよく分かります。
スンチャンが「かわいい」と言ってくれたキャラだしね(笑)

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が。
スンチャンの予告も虚しく、シンディの努力も虚しく、「1泊2日」の視聴率は前回よりも低い6.2%だった。

局では「スターウォーズ」のPDがちやほやされ始め、ジュンモはどんどん肩身が狭くなっていく。

そんな中、局長が「1泊2日」のスタッフたちを高級ハンバーガーランチに誘う。
「スターウォーズ」のPDも一緒だった。

新番組は人手がいるので、「1泊2日」のスタッフたちを使うつもりなのだろう。
つまり、このランチはPDとの顔合わせ会。

ジュンモは「パンを食べると消化不良を起こすから」と行くのを遠慮した。
すると、スンチャンも「パンが嫌いなので残ります」とジュンモに忠誠心を見せた(笑)
2人で安いハンバーガーを食べる。

パン、食べれるんかーい!(笑)
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ジュンモがスンチャンに愚痴る。
なぜみんな俺の番組を見てくれないんだろうと。

僕が作った予告がつまらなかったから、見なかったのかもとスンチャン。

ジュンモは語る。
うまくいったときの栄光も、ダメだったときの屈辱もメインだけのものだ。
横取りするんじゃない。
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にこにこしながらイェジンにプレゼントを届けに来たスンチャン。
が、イェジンはいない。
ダジョンがてっきり自分へのプレゼントだと勘違いするが、スンチャンは何度も何度もイェジン先輩に伝えてほしいと念を押す。
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プレゼントはライトつきのペンだった。
「残りの清算は、今夜まとめて清算してくれませんか?」というメッセージを添えて。
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ダジョンがイェジンに「三角関係ですか?」と聞いてきた。
いい機会なので、恋愛の達人であるダジョンに悩みを相談することにする。
もちろん友達の話だとごまかしつつ。

「解決策は2つ」だと言うダジョン。
1つは、二股をかける。
もう1つは、申し訳なく思う方を捨てる。

さすがダジョンです。
あまりにも的確な答えで感心しちゃいました。
でも、そうなると、申し訳なく思う方=スンチャンに決定してしまうような……(TωT)

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シンディのマンションに社長が来ているとマネージャーに連絡が入る。
留守中なのに!
気分を害しながら家に入ると、撮影の準備が整っていた。

ピョン社長と親しいミン記者がインタビューをすると言う。
社長は、歌手活動を休むから、あちこちに知らせるより、いい記事を書いてくれるミン記者に頼んだだけだと説明。
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インタビューは悪意に満ちたものだった。
休暇中はご両親のいるアメリカに?とミン記者。

10年前。
両親を事故で亡くしたシンディにピョン社長をこう言った。
スターとは人々が憧れる星のようなもの。
スターは同情とは無縁の存在。
だから、あなたのご両親はアメリカに住んでいることに。

両親はビバリーヒルズの豪邸に住んでいる。
父はアメリカの名門大学の著名な教授であり、母は音楽界で有名な人。
それはピョン社長がシンディから聞いた話として、かつてインタビューに答えたものだった。
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ミン記者はご両親を調べたが見つからないと言い、どういうことなのか説明してくださいとシンディに詰め寄った。

社長は「もう一度よく調査を。シンディから聞いたから事実に決まってる」と、さもシンディの肩を持ったような口ぶりをしつつ、「シンディから聞いた」ことを強調する。

「ピョン社長!何をする気?」
シンディが叫んだ。
怒りで涙が溢れてくる。

カメラを止めてもらった上で話し始めるシンディ。

両親はすでに亡くなっていること、ビバリーヒルズになど住んでいないこと、亡くなった両親は著名な教授でも音楽家でもなかったこと……。
家は春川にあり、小さい家だけど温かかった。
両親はお金持ちではないけど、愛情深く誠実だった。
私が嘘をついたのは14歳のときに事務所の社長が……。

社長が「そこまでに」とシンディの言葉を遮った。
「カメラを止めて」

カメラが止まっていなかったことを知るシンディ。
社長はミン記者に「うまく書いてくださいね。とんでもない嘘をついてたと知ったら、世間は絶対に許さないはずよ」と言った。

社長にはめられた。
シンディは呆然としたまま、ただただ涙を流していた。
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失意のシンディはサンダルのまま街をふらふらとさまよい歩いた。
携帯で撮られても構っている心の余裕さえなかった。

シンディはポケットから携帯を取り出し、短縮ダイヤル1を押す。
「傘」だ。
電源が入っていないというメッセージが流れる。
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そのころスンチャンはイェジンとデート中だった。

残りの分をまとめて清算ってヤツですね。

映画を観て、買い物をして、ロブスターのお店で食事。

車の修理代はすべて返し終わったことを確認するイェジン。
スンチャンは先輩とデートできて嬉しいが、その半面、先輩に会う口実がなくなって悲しいとつぶやく。

スンチャンの頭をなでるイェジン。
あなたはすごくいい男よ。
優しくて心が温かくてかっこいいのにごめんね。
そんな目であなたに見つめられたら、私は本当に申し訳ない気分に。

そう、スンチャンはそんな目でイェジンを見つめています。
イェジンからNOを突きつけられるのを恐れるような目、だよね。

スンチャンに抱きつき、「私のために生まれて初めて勇気を振り絞ってくれてありがとう。あなたに告白されてから、私にも愛される資格があると気づいたの。ありがとう」と精一杯のお礼を伝えるイェジン。

スンチャンは去ろうとするイェジンの手をつかむ。
気持ちは変わりますよね?
今は申し訳ないとか、ありがたく思ってても、いつかは変わるかもしれません。
先輩に対する僕の気持ちや視線、そのすべてが当たり前になって、僕が先輩の隣にいることが当たり前になる可能性も。
僕にも時間をくれませんか?

スンチャンはイェジンをまっすぐに見つめながらそう訴えた。

その言葉にYESもNOも口にしないイェジン。
ただ、その表情は明らかに困っている。

スンチャンはイェジンの表情からNOと言われたのだと判断したのかもしれません。
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号泣しながら帰り道を歩くスンチャン。
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シンディは電話のつながらないスンチャンに、「明日から私はきっと違う人生を送ることに」とメールを送る。
新しい世界を手に入れるために、殻を打ち破る過程だと思うことにしました。
しばらく会えないと思うので挨拶を。
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朝になり、世間はシンディの出生の秘密のことで大騒ぎとなっていた。

マネージャーに、当分仕事はないと思うから、今まで休めなかった分休んでと言うシンディ。
「ああ、ありがとう」と出ていこうとしたマネージャーだったが、引き返してくる。
だから、言っただろ。
社長に謝れと。
そんなに嫌なのか。
俺は1日に何回も謝ってるんだ。
意地を張るからこういうことに。

シンディに声を荒らげたマネージャーでしたが、怒っているのではなく、シンディを心配し、胸を痛めていることが伝わってきます。
残念な男だけど、いい人なんだよね。

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ジュンモを見つけて駆け寄るスンチャン。
スンチャンは以前シンディからご両親が事故で亡くなったことを聞かされていたことを伝え、嘘をつくような人じゃないと訴えた。

「俺もそう思うが、俺には何もできない」とジュンモ。

対策を考えないとと言うジュンモにスンチャンは「どうしてですか?」と粘る。
シンディさんは悪くないのに。
あれはピョン社長の策略。
僕たちが何とかしないと。
__________

まるでユナのときのキムPDとジュンモの会話のようだった。

あのときキムPDに言われた言葉をスンチャンに言うジュンモ。
PDにそんな力はない。
視聴者あっての番組だ。

なおもスンチャンは食い下がる。
前に先輩はこう言っていた。
善意がいい結果を招くとは限らないから立ち入るなと。
でも、どんな結果になろうと、僕たちの誠意や思いは相手に通じる。
いい結果を出そうと僕たちが努力したことは、彼女への一番の慰めになるはず。

「何も分かってないくせに」
ジュンモは力なくそう言い、去って行った。
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「1泊2日」への反響もものすごいことになっている。
局長がジュンモを呼び出し、シンディの降板を発表するよう促す。
ぐずぐずしてたら巻き添えを食うと。

ジュンモはユナの話をする。
先日、当時ユナのマネージャーだったキム室長からユナを見つけたと電話をもらったのだ。
彼氏らしき男性と仲良く腕を組み、楽しそうに笑うユナ。
芸能活動をしていたときよりずっと幸せそうに見えた。

すみませんが、今回は僕に一任を。
僕の番組の出演者ですから、僕が決めます。

局長もキムPDも反対する。
ピョン社長たちの争いに巻き込まれるぞと。

それでもいい。
元に戻ればいいだけだ。
勝手ですが、そうさせてください。
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ベッドに横たわるシンディ。
眠れず睡眠薬を手にする。

スンチャンは公園のブランコに座る。
もう1つのブランコにイェジンはいない。

イェジンはスンチャンからもらったライトの明かりを頼りに暗い夜道を歩き出す。
すると、街路灯がつき、辺りがぱっと明るくなった。
スンチャンが役所に掛け合ってくれたのだなと嬉しく思うイェジン。
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眠っているシンディの顔に何かが降りかかる。
???

驚いて目を覚ますと、自分に向けて霧吹きの水をかけているスンチャンの姿が見えた。
目を覚ましたシンディに笑いかけるスンチャン。
よく見ると、ベッドの周りを「1泊2日」のスタッフたちが囲んでいた。
みんな笑っている。

ただ1人、泣きべそ顔の男が。
マネージャーです(笑)

きょとんとしているシンディにジュンモが「シンディ、ロケに行くぞ」と声をかける。

スンチャンはアイスコーヒーを手渡し、「これを飲んでください」とニヤニヤ。

「1泊2日」の最初のロケのときにやったドッキリです。
アイスコーヒーに見えるけど魚醤なんですよね(笑)

シンディの目からたちまち涙が溢れてくる。
顔を手で覆い、声をあげて泣いた。

このシーンは何度見ても毎回号泣しちゃいます。
本当にステキな、大好きなシーンです。

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で、ここからが本日のおまけ↓↓↓

街路灯を役所に頼んだのはジュンモだった。
何度も何度も電話し、あまりのしつこさに声を覚えられるほど。
そうしたジュンモの頑張りがあって、あの街路灯はついたのだ。

きっと同じぐらいスンチャンも電話したんじゃないかと思いますけどね(笑)

第11話の感想

いやー。
盛りだくさんすぎて、スンチャンとイェジンのキスが遠い昔の出来事のように思えます(笑)

とにかく今はシンディと「1泊2日」チームの温かいシーンに心を鷲づかみされちゃって、もう目がぱんぱん。
いやー、泣いた泣いた。

次はいよいよ最終回。

もう感想なんて書いてるのももどかしいので、本日はこれにて終了!
ではでは。
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「プロデューサー」あらすじ&感想 一覧
第10話
第12話(最終話)
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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