第4話「仮釈放」
牢獄の中で泣く子どもを抱くユジョン。
同部屋の女たちから「うるさい」と物をぶつけられる。
息子はサンと名付けられたよう。
もうあんよができるぐらいに成長している。
看守との会話から父は認知症になったことが分かる。
子どもとは18か月を過ぎたら一緒にはいられないらしい。
翌週に仮釈放の審査がある。
その前に一緒に出られるチャンスだから、
問題を起こさないようにとユジョンに言う看守。
同部屋の女たちは相変わらずユジョンに意地悪をしている。
でも、助けてくれる仲間もできたみたい。
サンを預ける所はあるのかと友達(ヘジンという名前みたい)が聞く。
サンには父親もおじいちゃんもいるから、養子には出さないと答えるユジョン。
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ユジョンの父にご飯を食べさせているドフン。
父はユジョンが買ってあげたあのジャンパーを着ている。
ユジョンが刑務所にいることは理解している様子。
わがままを言ってドフンを困らせている。
ユジョンからの手紙をドフンが読んでくれる。
父とドフンに心配をかけまいと、
刑務所での暮らしもそれほど辛くないような内容。
サンと一緒に微笑むユジョンの写真が添えられている。
優しい眼差しでそれを見つめるドフン。
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ドフンの家
ユジョンの家に行ってきたことをとがめる母。
ユジョンを嫁にもらうつもりはないからあきらめろと言う。
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ミニョクがセヨンに会いに来る。
父(シン議員)が刑務所で撮った写真が飾られている。
ボランティアも活動の1つだと言う。
「俺も興味を持ってみようかな」とつぶやくミニョク。
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セヨンとドフン。
シナ財団という名前の入った名刺を渡すセヨン。
ボランティアで何度か会ったようだが、覚えていないドフン。
誰と活動しているかなど気にしないドフンを素敵だと言うセヨン。
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父の当選祝賀会でにこやかに挨拶をして回るセヨンを見つめるドフン。
なんなの?恋心?
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シン議員がKホテルで祝賀会を行うことに激怒するチョ会長。
かかった大金をこちらで持つということなのか。
継母も「だから、いいように使われる」とご立腹。
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仮釈放の対象者リストを見ているミニョク。
「人殺しのくせに早く出たいか」とつぶやく。
「それは反則だろ」と言いながら見ていたのは、ユジョンとサンの写真。
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刑務所の「奉仕の日」。
ドフンも参加している。
背中におぶったサンに「検事さんに“いただきます”は?」と言うユジョン。
背中越しに愛らしい瞳でドフンを見つめるサン。
微笑むドフン。
ユジョンはドフンのことを少しでも長く見ていたいが、
同部屋の女が邪魔をする。
「男に色目を使って。子どもが見てるわよ」と。
ミニョクも来ていたことに気づくセヨン。
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刑務所の人と話をするミニョク。
Kホテルで使うものを刑務所に依頼したいというようなことを言っている。
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サンの布団に月や星のアップリケを縫い付けてやるユジョン。
本来持ち込んではいけない裁縫道具を使った模様。
検査の際に見つかり、工賃を削減すると言われる。
「注意したのに」とつぶやく看守。
仮釈放までに問題を起こすなと言ったのにという意味でしょうね。
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上司から仮釈放の審査員に選ばれたことを聞くドフン。
「なぜ経験の浅い私が?」といぶかしそうに聞くと、
「おまえを推薦した人に聞いたらどうだ」と言われる。
誰なのかは大体想像がつきますね。
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先輩検事からミニョクのKホテル社長就任式の招待状を渡されるドフン。
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就任式に参加するドフン。
ミニョクは就任の挨拶の前に紹介したい人がいると言い、
パートナーだとセヨンをみんなの前で紹介する。
そのタイミングで検察がやってきて、
キム議員が収賄の容疑で逮捕される。
どうやら仕組んだのはチョ会長のよう。
「まさか私を引き立て役に?」と言うセヨンに、
「俺も父さんたちの闘いの引き立て役にされた」と答えるミニョク。
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1人でいたセヨンにドフンが「平気ですか?」と声をかけて近づく。
「キム議員はどれくらいで出られる?」と聞くセヨン。
「議員を逮捕したら検察も引き下がりません」とドフン。
ドフンにミニョクから電話が入る。
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刑務所のトイレで暴行が行われているのをユジョンが発見。
止めに入る。
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ミニョクに呼び出されるドフン。
キム議員を釈放せずに済む資料があると言う。
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仮釈放の面接に行くユジョン。
いつもは意地悪な同部屋の女たちからも激励の声が飛ぶ。
部屋に入ると面接官の中にドフンの姿が。
それだけで涙があふれてくるユジョン。
泣いた理由を問われ、
「被害者に申し訳なくて」と答えるユジョン。
「この2年間どのように過ごしましたか」と問うドフン。
「私は犯した罪を反省して過ごしました。
一生懸命生きることで罪を償えると思います」と答えるユジョン。
「仮釈放されたら何がしたいですか」の問いに、
被害者の母を訪ねて許しを請いたい、
男手一つで育ててくれた父の具合が悪いのにそばにいられなかったので、
一緒に過ごしたい、
そして、息子に星を見せたいと言うユジョン。
昼間しか外に出られないので、サンは星を見たことがないとのこと。
面接を終え、不可と可の選択を迷っているドフン。
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ミニョクとドフン。
先ほどのシーンにつながります。
ミニョクはドフンにキム議員の収賄の証拠資料を渡す代わりに、
ユジョンの仮釈放を認めるなという取引を持ちかける。
罪をつぐなっているカンさんをなぜ苦しめるのかと聞くドフン。
「人を不幸にした者が幸せになるのは許せません」と答えるミニョク。
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特別検事としてキム議員の件をコメントするドフンがテレビ中継されている。
彼の勇姿に目を細めるユジョン。
それはユジョンを裏切る選択をした結果だとも知らず。
「サンに恥ずかしくない母親になる」とヘジンに宣言するユジョン。
看守から面会だと言われ、部屋を出ようとするユジョン。
きっとサンのパパだからとヘジンがそっと口紅を塗ってくれる。
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が、そこにいたのはミニョク。
「すみません、人違いです。ここを開けて」と叫ぶも、
お金をもらっているらしく誰も開けない。
なぜこんなところまで訪ねてきたのかと問うユジョン。
「なぜか気になるだろう。時間はあるからゆっくり考えろ。俺の真意を」と答えるミニョク。
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アイロンかけの作業場に行くと、サンが泣いていた。
看守がサンの服を脱がすと、体中がアザだらけ。
サンを連れて行こうとする看守に「私じゃない。待ってください」と叫ぶユジョン。
「なぜサンにアザが?」とヘジンに聞くと、
いつも優しくユジョンをかばったり、励ましたりしてくれていた彼女が一変。
「私のせいにしないで」と冷たい表情。
そこへいつもはユジョンに意地悪ばかりしているリーダー格の女がヘジンにつかみかかり、
「なぜあんなことしたの?」と詰め寄る。
やったやらないの大騒動。
ユジョンはアイロンで肩に大やけどを負う。
肩の治療を受けながらも、サンがどこにいるのか半狂乱になって尋ねるユジョン。
誰も答えない。
ヘジンがまさかの急変。
リーダー格の女がユジョンのためにあそこまでヘジンに食ってかかったことも驚きでした。
それにしてもユジョンがかわいそう……。
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グァンスに「愛はあると思うか」と聞くミニョク。
「あると思います」と答えるグァンス。
さらに続けるミニョク。
「仮釈放の審査委員5人に会った。
2名は“不可”、2名は“可”。
残りの1名はどう答えたと思う?」と。
愛、そんなものはないと言うミニョク。
キム議員の裏金関係の情報を報告するドフンの姿……。
つまり、それはドフンが取引に乗ったのだということを示しているんですよね。
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ドフンに電話をするユジョン。
虐待と疑われ、息子がどこかに連れて行かれたと涙ながらに訴える。
自分がそんなことをするはずがないとかなり取り乱しながら。
「調べますので待っていてください」と答えるドフン。
制限時間が過ぎ、電話が切られてもなお電話室から出てこないユジョン。
「なんでサンに会わせてくれないの?」と半狂乱で泣き叫ぶ。
独房に入れられるユジョン。
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職業訓練所に移ると自慢げなヘジン。
いつもユジョンに見せていた優しい顔ではない。
この女は一体何のためにサンにあんなことしたんだろう。
ミニョク絡みの依頼?
それともユジョンへのねたみ?
あの二面性は心底怖いです。
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ミニョクと会うドフン。
高級時計を渡し、感謝の気持ちだと言うミニョク。
断るドフン。
「あの女を出所させて不幸に陥れたい半面、
一生刑務所に入れておきたかった」と言うミニョク。
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囚人服を脱ぐユジョン。
肩にはまだ痛々しいやけどの跡。
私服に着替えるユジョン。
え?え?え?
仮出所が認められたの?
じゃあ、ドフンは“可”に〇をつけたの???
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刑務所から外に出たユジョン。
左手の薬指にはドフンからもらった指輪が。
彼女を車の中から見ているミニョク。
ドフンがやってきて、ユジョンを抱きしめる。
サンの布団に星のパッチワークを縫い付けているシーンが回想される。
「仮釈放されたら何がしたいですか?」
「星です。息子に星を見せてあげたいです」
続く
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……こんな感じの4話でした。
ユジョンが刑務所に入り2年が経ったんですね。
ドフンは相変わらず煮え切らない態度。
それでもユジョンのお父さんの面倒を見たり、
彼なりの贖罪はしている様子。
ミニョクはドフンの態度を見ながら、
愛などないと、まるでゲームでも楽しむかのようにあざ笑っています。
ユジョンの行為こそが「愛そのもの」だとはまだ気がつかず。
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