『秘密』韓国ドラマ5話あらすじ&感想

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第5話 「予期せぬ出来事」

刑務所から外に出たユジョン。

迎えに来たドフンが駆け寄り彼女を抱きしめる。

それを車の中から見ているミニョク。

 

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納骨堂でジヒの遺影に向かって語るミニョク。

「おまえは同じなのに、俺だけ変わってく。おまえを忘れそうで……

忘れてしまいそうで怖いんだ」と涙を流す。

 

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ドフンがユジョンにプロポーズしたあの店に飾ってあった2人の写真を外し、

「いつでも味方」と書かれたその写真を握りつぶすミニョク。

 

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抱きしめ合う2人の方向へ荒々しく車を走らせ通り過ぎるミニョク。

 

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ユジョンがサンのことを尋ねるが答えないドフン。

車の中で「ドフンさんが隣にいるのが夢みたいで」と言うユジョン。

ドフンは彼女の手を握る。

再びサンのことを尋ねるが答えないドフン。

「サンは大きくなった?子どもは成長が早いから」と言うユジョン。

どうやらサンがいなくなったあのときから長い時間が経過しているようです。

つまり、これは仮釈放ではなく、刑期を終えて出てきたんですね。

あー。

やっぱりあのときドフンは“不可”に〇をつけたんだ。

で、ユジョンの仮釈放は認められなかったんだ。

そりゃそうですよね。

子どもの虐待を疑われ、あれだけの騒ぎを起こしたんだもの。

仮釈放が認められるはずがない。

 

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青ざめた顔で1枚の紙を凝視するユジョン。

それは「死亡診断書」。

最愛の息子サンが敗血症で亡くなっていたことを示すものだった。

公園で半狂乱になってサンを探すユジョン。

ドフンはこうなることを予想して黙っていたと言う。

取り乱して泣き叫ぶユジョンを切ない表情で抱きしめるドフン。

 

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ドフンの母が遺灰をまいたという川辺へ来たユジョンとドフン。

「言えなくて悪かった」と謝るドフン。

放心状態でただただ涙を流すユジョン。

 

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点滴をつけて車いすに乗ったチョ会長。

家に帰ってくるなり点滴を外し立ち上がる。

仮病だとは知らなかった家族がみな驚く。

入院を理由に逮捕を回避したりするあの手口ですな。

 

セヨンに「世界フォーラムの宿舎選定の入札に参加する」と言うチョ会長。

「入札審査委員に裏工作するにはセヨンの助けが必要だ」と。

 

チョ会長が弁護士にかぎ回っている奴は誰か聞くと、

キム議員事件のアン検事だとの答え。

「好きにやらせてみれば、そのうち龍か蛇か分かる」と言うチョ会長。

すると、ミニョクはアン検事のことを「湿った汚い土の中に生きるミミズだ」と言う。

「地上に出てきて、結局干からびて死ぬ」と。

 

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ミニョクの部屋にあったユジョンの資料を見るセヨン。

それを奪い取るミニョク。

「まだ彼女が気になるの?もう罪を償ったのよ」と言うセヨン。

「罪は借金みたいにチャラになるのか?」とミニョク。

「見苦しい執着よ」とセヨン。

「なら、どうしろと?怒りが収まらない」とミニョク。

「何に対して?よく考えてみて。ソ・ジヒが恋しいのか、罪悪感をごまかしたいのか」。

そう言い、部屋を出て行くセヨン。

 

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父のパン屋。

あちこちに赤札が貼られている。

奥からドフンの母が出てきて、ユジョンに豆腐を食べさせる。

韓国では刑務所から出てきた人に豆腐を食べさせるという習慣があります。

「泣かないで。情を立たないと、子どもがあの世に行けない」と言う母。

「成仏できるようにしっかり祈って、あんたはしっかり生きないと」とユジョンの手を握る。

「これを乗り越えたら何でも耐えていける」とユジョンを抱きしめるドフン母を、

強引に外に連れ出すドフン。

ああ、ユジョンを快く思っていない母でも、

今のユジョンの状況に胸を痛めてこんな優しい言葉をかけてくれるんだと感動。

だからこそ、ドフンが強引に連れ出した意味が最初はよく分からず。

母の真意をよく知っているドフンなので、

別れてほしいと言い出しかねないと察知したのかもしれませんね。

帰り際、母は「あの子が落ち着いたら、おまえも目を覚まして」とドフンに言う。

 

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サンの写真を見ながら、謝るユジョン。

守れなくてごめんね、1人で逝かせてごめん、もっと抱けなくてごめんねと言いながら、

泣きじゃくる。

心配してご飯を食べさせようとするドフンの言葉にも耳を貸さない。

サンが死んだのは自分のせいだと自分を責めるユジョン。

ドフンは「僕のせいだと恨め」と言いながら、

ユジョンを抱きしめ、涙を流す。

 

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ユジョンの行動を監視するミニョク。

グァンスに「おまえも俺が執着してると?」と尋ねる。

「兄が社長の行動について判断するなと」と答える。

兄(チョ会長の弁護士)のこの言葉の意味って何だろう。

勝手にやらせておけというミニョクに対する批判的な意味なのか、

おまえには彼の深い思いなど理解できないだろうという好意的な意味なのか。

ミニョクはこんなことをしてもジヒは生き返らないのに、

なぜやっているのか自分でも分からないと言う。

そこへ心ここにあらずという感じのユジョンが家から出てきたので、

ミニョクは後をつける。

スーパーでお菓子を買うユジョン。

ミニョクにぶつかり、

落としたお菓子をミニョクが拾ってやっても、全く気づくことなく行ってしまう。

 

ユジョンがいなくなり心配するドフン。

ユジョンはお菓子やケーキを持って、

サンが眠る川辺へ来ていた。

星を見ながらサンを弔うユジョン。

そんな彼女の姿をミニョクはずっと監視している。

 

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ユジョンが急にいなくなり心配したと怒るドフン。

謝りながらも、私はもう大丈夫だから心配しないでと言うユジョン。

忘れない限り、サンは心で生き続けると。

 

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サンが眠る川辺の土を持ち帰り、瓶に詰め、

大事そうに胸に抱くユジョン。

赤札の上にサンの写真を貼り、

「サンを思い出して元気を出すわ」と言いながら、パン屋の掃除を始める。

 

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「いつでも味方」と書かれたあの写真をまた眺めているミニョク。

そこへドフンら検察が部屋に入ってくる。

「キム議員に裏金を提供した疑いで捜査を始めます」と言うドフン。

「あげたナイフを犬じゃなく、飼い主に向けるとはな」と言うミニョク。

 

ミニョクが持っている資料に目をやり、

それは何かと尋ねるドフン。

「見せるのは構わないけど、見たら不愉快になるぞ」と言うミニョク。

ドフンが受け取ろうと手を伸ばしたとき、電話が鳴る。

それは捜査の中止を指示する上司からの電話だった。

「残念だったな。これを見てどんな顔をするか知りたかった」と言うミニョク。

 

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捜査の中止を指示した上司に食ってかかるドフン。

が、「好きに捜査したければ辞めろ」とまで言われてしまう。

あきらめて部屋を出て行くドフン。

その後どこからかかかってきた電話に「うまくいきました」と答えた上司。

恐らくチョ会長の手が回っているんでしょうね。

 

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施設にいる父に会いに行くユジョン。

父はいつものあの赤いジャンパーを着ている。

ユジョンの心配をする父は以前と変わらぬ優しい父のままだ。

でも、自分の誕生日さえ覚えていない。

それでいいと言うユジョン。

私が覚えているから、父さんはただ笑っててと。

 

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ドフンを訪ねてくるミニョク。

ユジョンのことを聞くミニョクに、

「仮釈放を阻んだうえにまだ復讐を?」と返すドフン。

「仮釈放を阻んだのはアン検事だ」と言うミニョク。

 

食事に誘うミニョクに、先約があると断るドフン。

「簡単には会えないような人たちが来週シナ財団の事前パーティに来る。

出席して人脈をつくれ」とミニョク。

「そんな人脈は長く続くとは思えません」とドフン。

そして、「あなたはつらければ諦め、失敗しても別の道がある。

あなたと私は育ちから違います」と言う。

違うかどうか考えてみようと答えるドフン。

 

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仕事を探しているユジョン。

 

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チョ会長の弁護士と香港支店でカジノを開く件について話をするミニョク。

 

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セヨンとドフンが偶然顔を合わせる。

「久しぶり」と声をかけるセヨン。

最近は余裕がなくてボランティアにも行けないと言うドフン。

「画廊に来る時間もない?」というセヨンの言葉に、

とまどったような顔をするドフン。

「来て。余裕は作ればいい」と言いながら、個展の案内状を渡すセヨン。

秘かに恋心を抱く人に思いがけず誘われてドキっとしたような、

そんな表情だったと思います。

ドフンめ……。

 

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ジヒの母に頭から水を浴びせかけられるユジョン。

殺してやりたいほどだと激しく罵られながら、

ただただ頭を下げて謝るユジョン。

 

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ミニョクの元にダンボール箱が2つ届く。

ジヒの母へ送ったお金や贈り物が戻ってきたのだ。

ジヒもこんなことは望まないはずだと書かれた手紙を読むミニョク。

「何をすべきだ?家を買っても住んでくれず、何をしても断られる。

何をしたらジヒが喜んでくれる?」と言いながら、

ダンボールの荷物を床にたたきつける。

 

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ユジョンがびしょ濡れで帰宅すると、父とドフンの騒がしい声が聞こえる。

ドフンは父が1人で外に出たら危ないからと、

身元が分かるブレスレットをはめようとするが、

父は嫌がって抵抗していた。

ユジョンが「ステキよ」とおだてながらはめると、

父は嬉しそうに「ステキだ」と言う。

ユジョンの言うことなら聞くのね。

父はユジョンが帰宅し、安心したのかそのまま眠ってしまう。

 

ユジョンが濡れていることを心配するドフンに「ちょっとね」とごまかし、

シャワーを浴びに行く。

 

部屋に戻ってきたユジョンを抱きしめ、

服を脱がすドフン。

そして、肩にある大きなやけど跡を見つける。

手が止まるドフンに「もう大丈夫よ。何ともないわ」と言うユジョン。

「何が大丈夫なんだ?」と声を荒らげるドフン。

そして、切なそうに謝る。

父に優しくしてくれるドフンを見て頑張ろうと思っていると明るく話すユジョン。

反対してることは知っているが、ドフンのご両親にも会うと言う。

もう謝らないでとユジョンは言うが、

ドフンには謝ることばかり。

お互いの存在が相手を苦しめていることに2人とも気づいているんですよね。

刑期を終えてもなお、いや、むしろどんどん苦しくなってきているみたいで辛いです。

 

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ドフンが母にまたユジョンのことでとがめられている。

「何もかもあの子のせいよ」と言う母に、「そうじゃない」と大きな声を出すドフン。

「おまえのために必死に生きてきた私のせい?」と言う母。

「もうやめてくれ」と言い返したドフンに母は、

「母さんに怒鳴るなんて」と大げさに悲しむ。

 

そんな2人を見かねた父がドフンを飲みに誘う。

「今はお互いのために頑張っていても、時が経てばいつか子どものことが刃になって、

傷つけ合うことになる」と言う父。

「子どもが生きていたら?」と聞くドフン。

「それでも結婚には反対?」と。

「そうだ。傷つけ合うような夫婦は長く続かないぞ」と答える父。

そうなんだよそうなんだよ。

そんなことは分かってるのよ。

でも、それじゃあユジョンがかわいそうすぎる……。

 

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ユジョンを採用してくれた店に行くと、

前科を理由に採用が取り消される。

そこへ人材センターから電話が入り、

明日Kアートセンターでの仕事に来るよう言われる。

実は、電話をかけてきたのはグァンス。

またミニョクが何か企んでいるようです。

採用してくれた店に前科の情報を入れたのもミニョクなんでしょうね。

 

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ドフンに電話し、パーティに来た方がいいと言うミニョク。

 

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納骨堂に来たセヨン。

ジヒの遺影に「ミニョクに愛されててうらやましかった」と言う。

彼女の言葉から亡くなって4年たったことが分かる。

「ミニョクをもう自由にして」と言うセヨン。

そして、今日ミニョクに告白するつもりだと話す。

 

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アートセンターへやってきたユジョンは、料金所時代の後輩ヘリに会う。

再会を喜ぶ2人。

 

パーティ会場で働くユジョンを見つけるドフン。

ミニョクとセヨンが近づいてくるのが見える。

急いでユジョンを連れ出すドフン。

2人の後ろ姿を見つけるセヨン。

 

ドフンがあれこれ言う前に、

自分がここにいてはドフンに迷惑をかけると察し、

もう行くと伝えるユジョン。

そんなユジョンに「仕事を探してあげる」と言うドフン。

 

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パーティ会場でセヨンに「さっき一緒にいた女性は誰?」と聞かれるが、

返事のできないドフン。

そこへやってきたミニョク。

「好奇心ってのは怖い」と言う。

ここにユジョンを登場させたらどうなるか興味津々という意味でしょうね。

 

ミニョクに「今日は最後までいて」と言うセヨン。

「お願いだから行かないで」といつもは見せない乙女な表情。

 

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父の足の爪を切るユジョン。

店の方から物音がしたので行ってみると、そこにはガラの悪い男たちが。

 

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ユジョンがパーティ会場にいないことに気づいたミニョク。

早く呼んでこいと命じる。

ステージでは愛の歌を歌うセヨン。

それはミニョクへの告白なのに、その切ない思いを知ろうともせず、

途中で席を立ってしまうミニョク。

 

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店に来た男たちは借金取りだった。

暴れる男たち。

そこへやってきたミニョク。

ここは俺の建物だと言い、男たちを追い払う。

ミニョクに驚くユジョンは「あなたは誰?」と尋ねる。

「俺か?この建物の主だ」と答えるミニョク。

「ここは売ってないわ。今すぐ出てって」と叫ぶユジョン。

なぜここまで自分を苦しめるのかと。

「こんなマネをするのは普通じゃないって?

おまえがしたことはまともか?

人を見殺しにした気分は?

おまえが奪ったものに比べれば建物くらい何だ」と言うミニョク。

彼が今まで言った数々の言葉を思い出し、

ようやく彼が何者なのかの答えにたどり着いたユジョン。

 

続く

 

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ジヒとミニョクの関係に気づいたことで、

彼が自分を執拗に苦しめる理由に納得できたことでしょう。

今後はユジョンとミニョクの関係性も変わってくるでしょうね。

ますます弱い立場に追い込まれていくユジョン。

せめてサンがいてくれたら救われたのに。

 

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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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