町の弁護士チョ・ドゥルホ
【主な登場人物】
チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン
イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ
シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン
チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ
シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス
チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル
チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン
ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン
ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン
マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ
キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
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第20話(最終話)
聴聞会を終えると、ドゥルホはたくさんの報道陣にマイクを向けられた。
収賄者リストや証拠がねつ造かどうかは、調査を行えば明らかになる。
シン候補は罪を認めて公職を退くのが道理だとドゥルホは言った。
ドゥルホからの通報で、国外逃亡しようとしていた例の男(イルグを殺し、ドゥルホのことも殺そうとしたヤツね)が逮捕された。
一方のヨンイルも大勢のマスコミにコメントを求められるが、映像はねつ造されたものだと言い張った。
現総長からヨンイルに怒りの電話。
「必ず無実を証明します」と答えるヨンイル。
ジウクが父に映像が本物かどうかを問いただす。
焦るヨンイルは「どうでもいい」と一蹴。
ジウクはそんな父にもう手伝う自信がないと怒鳴った。
クムサンの代表室で代表の席に座るテジョン。
ヘギョンが部屋に入ると、慌てて席を立つ。
テジョンは代表が有罪になったから、家族であるヘギョンではなく、自分がクムサンを率いると申し出る。
が、ヘギョンはクムサンは渡さないときっぱり却下。
テジョンは部屋を追い出される。
なぜバラしたんだ?と父に泣きすがるマイケル。
その様子を見たドゥルホはマイケルを殴りつける。
そして、会長が罪を暴露した理由をマイケルに教えた。
出来損ないでもおまえが息子だから。
かばったのに、おまえがますますクズに成り下がるから、間違ってたと気づいたのだと。
「そうですよね?」と聞くと、会長はまばたきを1回だけした。
チョン会長に「回復して、怒鳴り散らす姿をまた見せてください」と言うドゥルホ。
イルグにも謝ってくださいと。
ドゥルホは会長の勇気ある証言に感謝し、その手を握った。
マイケルはジウクによって逮捕された。
ヨンイルに殺し屋の男から電話。
「電話してくるな。なぜしくじった?」とヨンイル。
が、電話の向こうから聞こえてきたのはドゥルホの声だった。
ドゥルホがヨンイルの部屋に入ってきた。
驚くヨンイル。
ドゥルホは今の会話をバッチリ録音したこと、殺し屋の男が殺人未遂で捕まったことを伝える。
そして、イルグを殺した理由をどうしても聞きたいと詰め寄った。
そんなに総長になりたかったですか?
任命状という紙切れが俺の命より大事ですか?
ドゥルホは、ヨンイルがドゥルホの殺害を命じている音声や、始末したという連絡を受けている音声などを聞かせる。
「もう終わりです。法の裁きを受けてください」とドゥルホ。
ジウクはドゥルホに言われた「俺はおまえの信念を応援してる。相手が誰であれ、その信念を突き通してほしい。たとえ相手が父親でも」という言葉を噛みしめていた。
そこへウンジョが聴聞会のときの資料を届けに来た。
さらにはドゥルホを殺そうとした音声データも添付されたそうです。
もう逃げ場はないよね。
万事休す。
ほかの検事より息子に担当してもらう方がプライドを守れるというドゥルホの言葉を伝えたウンジョ。
デスがドゥルホのお腹の傷を手当てする。
どうやらドゥルホは殺されることを予感して、お腹に砂袋を仕込んでいたみたいです。
だから、刺されても死なずに済んだと。
そのかわり砂袋が重くて溺れそうになったみたいです(^^ゞ
屋台で1人飲んでいるジウクにウンジョがバッグのお礼にごちそうすると言ってやってきた。
「自分の父親を起訴できますか?」とジウク。
ジウクは父に憧れて検事になったのに、父は変わってしまったと嘆く。
そばにいてあげたら、いつかはまた尊敬できる父親に戻るはずだとウンジョは言い、それは息子にしかできないことだと励ました。
そして、父を起訴するのは私にはムリだけど、シン検事にはできますと断言した。
ヨンイルは検事総長を辞退すると発表。
そして、徹底的に調査を受けると約束した。
クムサンの弁護士たちがヘギョンに謝ってきた。
テジョンはもう誰にも相手にされない存在になっている。
現総長がヨンイルに、もみ消せない部分だけ罪を認めようと提案したが、ヨンイルはすべて認めると答えた。
このままでは総長の法務部長官への栄転に支障を来すからと。
そのかわりジウクを担当にしてほしいと願い出る。
父の担当を引き受けたジウク。
取り調べを始めたが、とても冷静ではいられなくなり、「なぜあんなことをしたんだ?」と父に声を荒らげた。
父は自分や組織を守るために最善だと信じたこと、権力は一度握ると手放せないこと、正当な道を進んでいてはとても高みには行けないことを話した。
そして、「私を踏み台にしろ」と言った。
このままでは汚職検事のレッテルを貼られてしまう。
でも、父の汚職を暴けば、逆に公正な検事なのだと人々に信頼されることになるだろうと父は考えたんですね。
検事長、検事総長、そして長官になれ。
それがジウクを担当にした理由だと父は語った。
クムサンの次期代表にヘギョンが満場一致で決まった。
テジョンが謝ると、ヘギョンは「協力してください」と答えた。
喜んで「生まれ変わったつもりでサポートします」と媚びを売るテジョンに、ヘギョンは「クムサンから出てって」とバッサリ。
「労働法違反だ」と騒ぐテジョンに、やってきたドゥルホとウンジョが犯罪の証拠を突きつけた。
シヌがドゥルホに渡した放火殺人事件の監視カメラ映像は、元々テジョンがドゥルホのところから人を雇って盗ませたものでした。
諦めて部屋を出て行ったテジョン。
代表就任おめでとうと花束を渡すドゥルホ。
あなたのおかげでクムサンを守れたとお礼を言うヘギョン。
2人はそのままシヌの面会に行く。
ヘギョンが代表になったことを喜ぶ父。
そして、「よりを戻すなら私がここにいる間にしろ。出所したら反対する」と冗談交じりに2人の復縁を促すが、ドゥルホは「友達のままがいいです」と答える。
えー、そうなの?
いやいや、絶対近い将来復縁はあるはず!だよね( ̄▽ ̄) ニヤ
ヨンイルの面会に訪れたドゥルホ。
罪を償うチャンスをあげたいからと弁護を申し出る。
犯した罪に合った法の裁きを受けさせますと。
断るヨンイル。
ドゥルホは手を差し伸べ、「手を握ってください」と言う。
何もない自分に手を差し伸べてくれたあなた。
今は俺が手を差し伸べる番。
ヨンイルは「気持ちだけいただく」と言い、ありがとうと笑った。
泣けるシーンです。
裁判。
ジウクが父の起訴状を読み上げる。
殺人教唆、収賄、職権乱用……。
涙を堪えて父を起訴したジウクに、父は満足そうな笑みを浮かべながら頷いた。
1年後。
ドゥルホのもとで弁護士を続けているウンジョは、裁判で戦ったヘギョンにも「一人前になりましたね」と褒められるほど成長した。
ドゥルホは町の弁護士として大忙し。
相談料が無料なので、毎日たくさんの人たちが相談にやってくるのだ。
デスとエラは結婚し、エラのお腹には赤ちゃんがいる。
相変わらずケンカばかりしていて、ちょいちょい離婚だと騒いでいる様子です(笑)
ウンジョが友達に紹介されてお見合いをすることになる。
待ち合わせ場所にやってくると、そこにはジウクがいた。
うんうん、いいね~。
この2人にはぜひ幸せになってほしいです♡
わずか8000ウォンの飴を盗んで逮捕されたおばあさんの弁護をするドゥルホ。
ドゥルホはこれからも困っている人を見たら見過ごせないであろう。
悔しい思いをしている人がいる限り、俺はこの仕事を続けると心に誓うドゥルホだった。
第20話(最終話)の感想
ふー、パチパチパチ。
ついにヨンイルの暴走を止め、彼の悪事を見事暴くことに成功しました。
チョン会長、シヌ、マイケル、そしてヨンイル。
悪人たち全員に法の裁きを受けさせることができてめでたしめでたし、です。
やっぱり最後に正義が勝つ!的な終わり方は気持ちがいいですよね。
スカッとするし、後味がいい。
不完全燃焼的なもやもやもなく、ああ、見て良かったなと心から思えるドラマでした。
ヨンイルはドゥルホが差し出した手を握らなかったでしょう?
あれはドゥルホを殺そうとした自分への戒めであり、ドゥルホへの贖罪だったのだと思います。
人を殺すことさえいとわず暴走していたヨンイルも、罪を認めたあとは憑き物が落ちたように穏やかな顔になっていきました。
ジウクはそんな父をこれからも見捨てることなく、やっぱりリスペクトの気持ちで接するんだろうな。
そして、信念を貫き通す清廉潔白な検事として、人々に尊敬される人物に成長していくんだと思います。
彼の隣には明るい天然キャラウンジョがいますように。
ドゥルホとヘギョンも絶対に復縁してほしい。
いや、絶対にするはずだけどね。
スビンが何らかの粋な計らいをしてくれることを期待します(笑)
一つだけ気になるのは、前にも書いたけど、ユシンが途中から全く出なくなってしまったこと。
てか、まるで存在していなかったのように消えたのは謎。
ネットで見たけど、理由は見つからなかったです。
アイドルだから忙しくて降板したのかしらね。
こんな感じかな。
1度書いた記事が途中で消えてしまったので、このページは2度書きました。
1度目に書いた記事の方がうまく書けた気がするけれど、まあいいや(笑)(^^ゞ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。
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