シリアスからコメディまで、
ちょっと言葉を換えるなら、
「おブス」から「いい女」まで、
幅広く演じ分けられる体当たり系女優ファン・ジョンウムちゃんと、
最近はコメディが強い感ありなナムグン・ミンくんの、
まさに正統派ラブコメでした。
ま、深く感想を語る前に、
まずはいつものように第1話だけあらすじを書いてみたいと思います。
オリジナル全32話の第1話ではなく、
日本版全16話の第1話です。
では、どうぞ!↓↓↓
__________
飛行機の中でパソコンに向かう男性。
恋愛では、
第一印象だけでなく、
最後の印象も大事だ。
そんな恋愛コラムを書いていた。
仁川空港に着き、
歩いていると、
突然飛んできた携帯電話が彼の頭を直撃した。
そこではある一組のカップルが別れの修羅場を繰り広げていて、
女性の方が去って行く恋人に携帯電話を投げつけたのだ。
彼女の髪は濡れて、
雫がしたたり落ちている。
濡れた水着にコートを羽織っただけの姿だった。
飛び込み選手である彼女は、
試合を放棄して、
旅立とうとしている恋人を止めに来たようだ。
既に冷め切った様子の男に、
泣きながらすがりつく女性。
男は情け容赦なく彼女を振り払い、
行ってしまった。
大声で泣く女性。
その光景をさっきの男性がじっと見ていた。
__________
それから5年。
あの時の男性と振られて泣いていた女性が、
同じ空港に居合わせた。
女性の名前はユ・ジョンウム↓↓↓
結婚相談所に勤める彼女は、
資産家のオ・ドゥリという女性を入会させる任務を与えられ、
ここ済州島にやってきた。
40歳になるドゥリを年内に結婚させれば、
10億を投資すると彼女の父親が公表したため、
他社も彼女を狙っている。
__________
約束の場所に現れたドゥリは、
「話は海を走ったあとで聞くわ」と言い、
ジョンウムにウエットスーツを渡した。
実は、5年前の出来事がトラウマになり、
水恐怖症になってしまったジョンウム。
ウエットスーツに着替えたものの、
海を目の前にしたとたん、
恐怖のあまり、
まともに歩くことさえできなくなってしまった。
ドゥリが優しく手を取り、
ウォーターバイクに乗せてくれようとしたが、
パニックになったジョンウムは、
ドゥリの髪の毛を鷲づかみにした挙げ句、
彼女を海の中に放り投げてしまった。
自分の大失態に慌てふためくジョンウムだったが、
意外にもドゥリは彼女を気に入り、
家に招待してくれた。
__________
ドゥリの家は、
バリバリ・ガールズというお人形がたくさん飾られている。
彼女は韓国で一番のコレクターだった。
ドゥリはジョンウムに結婚相手の条件を告げる。
年齢、身長などかなり理想が高く、
ジョンウムが用意した候補者の中に、
ドゥリのお眼鏡に適う人など1人もいない。
ジョンウムは、
苦し紛れにキム・ソウルという男性の写真の上の部分を折り畳み、
ハゲ頭を隠して紹介した。
詳しい情報は入会後に教えると言い、
入会の書類にサインさせようとしたその瞬間、
誰かが別のペンをドゥリに差し出した。
例の男性だ。
彼の名前はカン・フンナム↓↓↓
トイ・ギャラリーの経営者である彼は、
この人形たちの展覧会の契約をするためドゥリに会いに来たのだった。
ドゥリは、
フンナムと話をする間、
外で待っていてほしいとジョンウムに頼む。
外から中の様子をうかがっていると、
どうやらドゥリは彼と契約を交わしたようだ。
人形の展覧会の契約だと知らず、
結婚相談所のライバル会社の人間だと勘違いしたジョンウムは、
家を出てきたフンナムに、
横取りするとは卑怯だと罵声を浴びせる。
怒りは収まることを知らず、
ジョンウムはフンナムにつきまとい、
タクシーの中でも、
飛行機の中でも、
ソウルに着いてからも延々と彼を罵倒し続けた。
__________
会社に戻ったジョンウムは、
上司からドゥリが紹介者を気に入ったこと、
入会してくれることになったことを聞かされる。
さらに、
あの男性が契約したのは、
人形の展覧会だったことも知る。
ジョンウムは自分の勘違いに青ざめた。
__________
ホルモン店にやってきたジョンウム。
そこには幼なじみのチェ・ジュンスがいて、
仕事のミスに落ち込むジョンウムを優しく励ましてくれた。
ジュンスとジョンウムはとても仲良しで、
お互いの過去の恋愛についても知り尽くしているような間柄だ。
ジュンスが既に出来上がっているジョンウムの父をおぶって、
3人は帰宅。
父を布団に寝かせたあと、
ジュンスはジョンウムを外へ連れ出した。
__________
夜の公園で、
子どものように無邪気に遊ぶジョンウムとジュンス。
ジュンスは落ち込むジョンウムに気晴らしさせてやりたかったのだ。
ジョンウムは、
水に入ろうとしたが失敗したことをジュンスに告白。
医者であるジュンスは、
チャレンジできたなら、
半分は治ったということだとジョンウムを励ました。
実は同じ家に住んでいるジョンウムとジュンスです。
__________
フンナムが工作所に戻ると、
彼のいとこであり、
仕事を手伝っているユクリョンがひどく落ち込んでいた。
恋愛下手な彼はまた失恋したのだという。
__________
フンナムとチャーリーがカフェで会う。
彼は雑誌「Le Chic」の編集者。
人気の恋愛コラム「訓男正音(フンナムジョンウム)」の著者ということになっているが、
実はこのコラムを書いているのは、
フンナムだった。
軍隊の同期だった2人。
チャーリーは、
フンナムには「女をたらし込む才能がある」ことをよく知っていた。
__________
成績不振のジョンウムは、
新規顧客を獲得すべく、
街に繰り出して奮闘していた。
飛び込みのコーチであり、
姉的存在のヤン・ソニにも頼み込んで入会してもらう。
__________
フンナムのデスクを掃除中、
ユクリョンは偶然「訓男正音」の原稿を見つけ、
このコラムを書いているのがフンナムであることを知る。
このことをフンナムの母にチクると脅し、
言わない見返りに、
恋愛の指南を受けたいと泣きついた。
ちなみに、
政治家であるフンナムの父は、
根っからの浮気者。
母はそんな夫を軽蔑し、
とかく息子たちの女性問題には厳しい。
フンナムは、
恋愛に対する並外れた才能を持ちながら、
恋愛はしないと決めていた。
__________
フンナムから恋の手ほどきを受けたユクリョンは、
モテ男に大変身。
ジョンウムの結婚相談所に入会し、
たくさんの女性たちと付き合い始める。
ヤンコーチもその女性たちの1人だった。
まさかほかに女がいるとは知らず、
いい人に出会えたとジョンウムに感謝するコーチ。
__________
ある日、
ジョンウムはコーチからの電話で目を覚ます。
ユクリョンに騙されたとコーチは泣いていた。
不吉な言葉を残して電話を切られ、
ジョンウムは慌ててコーチを探しに漢江へと向かった。
__________
漢江沿いをジョギングするフンナム。
同じころ、
ジョンウムは橋の上からまさに飛び込もうとしているコーチを見つけ、
激しく動揺していた。
橋の欄干に立ち、
メガネを川に投げ捨てたコーチは、
「愛してたのに」と泣きながら、
川に飛び込んだ。
ジョンウムはコーチを助けたい気持ちとは裏腹に、
足がすくみ、
腰が引け、
とても川に飛び込める状態ではない。
大声で、
「誰か泳げる人はいませんか?」と叫ぶのが精一杯だった。
ストレッチをしていたフンナムが、
高く腕を上げる。
泳げると挙手した人だと勘違いしたジョンウムは、
感謝しながら、
彼を川へと放り込んだ。
泳げないフンナムは、
あっという間に溺れ、
川の中へと沈んでいく。
そんな彼を助けたのは、
ヤンコーチだった。
ジョンウムが必死にフンナムの頬を叩き、
心臓マッサージし、
人工呼吸をしたおかげで、
彼は息を吹き返した。
次の瞬間。
2人はほぼ同時に、
済州島で最悪な出会いをした相手だと気がついた。
……と、まあこんな感じで第1話は始まります。
ここから先は、
最終回まで見た感想をネタバレなしで。
とにかくね。
最初から最後まで、
安心して見ていられる作品でした(笑)
目を背けたくなるようなドロドロもないし、
越えられそうにない大きな壁が立ちはだかっているわけでもないし、
かといって、
何の波風も立たないわけじゃなく、
何の隠し球がないわけでもなく。
ま、ラストが気になって仕方がないほどのハラハラがあるわけじゃないけれど、
ジョンウムちゃんの面白いところ満載で、
最後まで楽しく見られたという感じでしょうか。
常々感じていることだけど、
ミンくんって笑っていても、
なぜかふっと寂しそうに見えることがあって、
心の片隅に人知れず傷を抱えたフンナムが、
ミンくんのそんな一面といい具合に重なって、
まさに適役!って思えました。
今回、個人的にものすごく気になったのはこのお方↓↓↓
ヤンコーチ役のオ・ユナさんです。
悪女じゃないユナさん、
初めて見たかも(笑)
ほぼほぼジャージ姿で、
化粧っ気のないヤンコーチは、
いつもの目力ハンパない、
悪女の面影ゼロで、
めちゃめちゃ新鮮でした。
ジョンウムの幼なじみジュンスは、
イケメンのお医者さんというハイスペックなのに、
恋愛に奥手で、
高飛車な面が欠片もないような心の温かい男性。
常にジョンウムを気遣い、
ジョンウムのお父さんのことも大事にしてくれる、
理想的な彼氏であり、
理想的な婿殿なんだけど、
あまりにも距離が近すぎて、
もはや家族のような存在になってしまっているのよね。
きっとお互いを大切に思う気持ちは、
将来的に愛へと変化していったのだろうと思うけれど、
フンナムが現れたことによって、
ジョンウムとジュンスの関係はまた別の形に変化していくわけです。
恋愛ってほんとタイミング。
当たり前が当たり前でなくなったことに気付き、
戸惑うジュンスは純粋そのもので、
誠実な目をしたチェ・テジュンくんはまさに適役でしたね。
いや、彼のあの大きな目は、
いつもいつも優しそうに見えるわけじゃなく、
時に傲慢にも、
利己的にも、
底意地の悪い冷たい目にも見えるから流石なんですが。
とにかく。
フンナムとジョンウムを取り巻く恋愛だけでなく、
いろんな愛の形が描かれていて、
それぞれに楽しませてもらえます。
それぞれがどう着地するのかは、
ぜひ本編でご確認くださいませ。
__________
__________
動画サイトよりキャプチャー画像お借りしました<(_ _)>感謝!
__________
お帰りの際は応援ポチポチよろしくお願いいたします↓↓↓
__________