町の弁護士チョ・ドゥルホ
【主な登場人物】
チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン
イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ
シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン
チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ
シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス
チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル
チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン
ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン
ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン
マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ
キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
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第4話
おばあさんが振り回している傘には「分かち合いシェルター」という文字が刻まれ、タイヤ痕がしっかりと残っていた。
ドゥルホが「被害者が落とした傘ですよね。見せてください」と頼むが、おばあさんは興奮した様子で、「何も知らない」と怒鳴る。
嫁が興奮する義母をなだめながら連れて帰る。
テファグループのチョン会長、ソウル中央地検検事長のヨンイル、クムサン法律事務所代表のシヌが敗訴祝いをする。
控訴をしたとしても、結果は同じだとシヌが言い、チョン会長もご機嫌。
厄介なのはドゥルホ。
ヨンイルが「私が手を打ちます」と言うが、会長は「安楽死も手ですね」と答えた。
恐ろしいヤツ!
チョン会長の息子の裸動画(ドゥルホにやられたヤツね。詳しくは第3話をどうぞ!)がネットで大騒動となっている。
チョン会長の耳にも入り激怒。
会長はすぐシヌに電話。
シヌはテジョンに裸動画をネット上から削除するよう指示する。
おばあさんが嫁に「さっきの男の力になってあげたい」とつぶやく。
嫁との会話から、おばあさんの息子(つまり嫁の夫)も交通事故に遭っていたようです。亡くなったのかな。それを思い出すと、おばあさんはさっきのような興奮状態になるみたい。
事務長エラがホームレスのシェルターを回り、放火殺人事件の被害者ノ・グァンスが黄色い傘を持っていたことを確認する。
デスたちはスポーツカーと同じタイヤを探し出し、手に入れてきた。
早速紙にタイヤ痕をつけてみるドゥルホ。
ウンジョはドゥルホが事件の真相を知っているのだと気づき、有給休暇を取ってまでドゥルホについて回る。
ドゥルホはエラ、ウンジョと共におばあさんと花札で大いに盛り上がり、後日「花札の遠征」だと言って、おばあさんを裁判所に連れてきた。
その手にはしっかり黄色の傘を持っている。
ウンジョは母に認知症だった祖母がどんなとき正気に戻ったかを質問する。
「あなたと話すときはいつも正気だった」と答えた母。
それを聞き、あのおばあさんは嫁がいるときには正気だと気づいたウンジョ。
急いで嫁を迎えに行く。
裁判が始まった。
ドゥルホがおばあさんに交通事故の様子を聞くと、おばあさんははっきりと覚えていることを話し始めた。
であるとすれば、ノ・グァンスの死因は交通事故だということになり、ジシクは犯人ではないとドゥルホが訴える。
事実、おばあさんからの交通事故通報の記録と、先日ジシクが法廷で語った内容は一致していた。
ジウクがおばあさんに息子のことを聞く。
ジウクはドゥルホが認知症の証人を立てるつもりであることを事前に把握し、不安感によって認知症の症状が表れることも調べていた。
店の前でひき逃げされた息子のことを執拗に聞き、おばあさんを不安にさせるジウク。
やがておばあさんに認知症の症状が表れ、おばあさんの証言に信憑性がないと判断されかけたそのとき!
ウンジョが嫁を連れて傍聴席に入ってきた。
嫁を見つけると、安心して正気に戻るおばあさん。
息子の事件と間違えているのでは?と聞くジウクに、おばあさんは凜とした態度で「自分の息子としょぼくれた男を間違えるはずがない」と怒鳴る。
そんなによく覚えているなら、顔も分かるだろうと、今度は数枚の写真の中から、被害者を捜させるジウク。
おばあさんは、ジウクが見逃すほど後ろの方に写っている被害者までも見逃さずに選び抜いた。
本当に選んだ写真の男が被害者なのか。
ドゥルホは検察側の証拠写真を画面に映し出す。
そこにはおばあさんが選んだ写真の男が、黄色い傘を持って笑っていた。
彼が手に持っている黄色い傘。
それはまさしく今、おばあさんが持って来たもの。
事故のあと、道路でこの傘を拾ったとおばあさんが証言し、ドゥルホがその傘を受け取った。
おばあさんの証言により、ジシクは見事、無罪となった。
ドゥルホと抱き合い、ジシクの息子もまた父と抱き合って喜んだ。
敗訴したジウク。
部屋に父ヨンイルがやってくる。
「上告審では勝ちます」と父に猛アピールするジウク。
が、父は諦めろと言い、「おまえはヤツには敵わない」と断言した。
悔しさ大爆発のジウクです。
またドゥルホの真犯人捜しが始まることを懸念するチョン会長。
チョン会長が「私のやり方で解決します」と言うが、ヨンイルは「私が言い聞かせます」と会長を止める。
ここで過去に遡ります。
検事時代。
大検出身のドゥルホとは誰も仲良くしてくれず、ランチタイムもいつも1人だった。
ヨンイルはドゥルホの能力や腕っ節の強さ、斬新なアイディア力などを高く評価していて、ある日彼に「後ろ盾が欲しくないか?」と声をかけたのだ。
で、ここからはリアルライン。
ドゥルホの事務所にヨンイルが訪ねてきた。
落ちぶれた生活をしている様子を見て、「こうなるために私を裏切ったのか?」と聞くヨンイル。
「検事の信念を守ってこうなった。チョン会長の尻ぬぐいをする検事長よりいい人生だ」とドゥルホは答える。
ヨンイルは「スビンの成長を見続けたければ、静かに暮らせ」と警告した。
デスたちが窓に「町の弁護士」と書き、ドゥルホに正式な契約を提案してきた。
そこへ釈放されたジシクと息子がお礼を言いにやってきた。
スーツをプレゼントしてくれる。
ドゥルホがデスたちを連れて、以前常連だったカムジャタンの店へやってきた。
味に定評があり、行列のできる人気店だったのに、今はガラガラ。
聞けば、この店の大家が立ち退きを迫っていて、「追い出し屋」が連日嫌がらせをしに来るのだと言う。
やってきた追い出し屋とケンカになるドゥルホたち。
みんなまとめて警察に捕まってしまう。
実はこの店の大家というのは、マイケル・チョン。
そう、チョン会長の息子、つまり、放火殺人事件の真犯人なんですね。
この辺りをショッピングモールにしようとして、店主たちに悪質な嫌がらせをしては強制的に立ち退きを迫っているとのこと。
カムジャタンの店の立ち退き訴訟をウンジョが担当することになる。
店側の弁護人はもちろんドゥルホだ。
ジウクもこの件について調べていて、父にマイケル・チョンについて調査すると宣言。
「潰されるぞ」と答える父。
大家から依頼され、夜中に解体工事をしようと集まった作業員たち。
工事が始まろうとしたそのとき、長いチェーンを持ったドゥルホが現れた。
店の扉にチェーンを巻き、店の前の線を越えたら住居侵入で訴えると作業員たちを脅す。
強制的に作業を始めようとする作業員たちに「だったら、オレから倒せ」とすごむドゥルホ。
第4話の感想
やったー!
おばあさんのおかげで、ジシクさんが無事無罪となりました。
まさに最終回で逆転ホームランを打ったような、飛び跳ねたくなるほどの気持ち良さでした。
が、一難去ってまた一難。
またしても同じ相手との対決だとは悪縁ですよね。
チョン会長は人の命など容赦なく切り捨てられる残忍な男。
邪魔者は簡単に消すんでしょうね。
息子もまた救いようのないクズだし。
権力を振りかざし、自分の都合だけで面白おかしく遊びながら生きている「まともじゃないヤツ」を相手にするのは、正論を言っても通用しないので、非常に難しいことだと思います。
ドゥルホがどんなふうにヤツを倒すのか、んもう興味津々!
早く続きを見なくては(笑)
ではでは。
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