第55話 恋人契約
ハナはドヒョンの申し出を断り、ソル会長に会いに行くと言う。
今まで被害者たちは泣き寝入りをしてきた。
でも、それではソル会長の思うツボ。
ハナは母が被った被害について正式に抗議するつもりだと言う。
過去の事件も「嫌疑なし」と見なされたのだと言うドヒョン。
ハナは、覆してみせると強気の態度だった。
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ハナはユンチャンにドヒョンから解決策を提案されたことを話す。
が、その内容については言わず、それよりソル会長が黒幕だと立証できたら何か手を打てるのにと言う。
そう簡単にはいかないとユンチャン。
なぜなら手下を捕らえても、彼らが罪を被るから。
ソル会長はそうして次々に別の人間を雇ってきたのだと言う。
彼はカネで人を買えると思っているのだと。
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強引にソル会長の部屋に入るハナ。
そして、母の話をする。
とぼけるソル会長。
ソル会長は、女だとばれて待令熟手の座を追われたが、社長になって戻ってきたことや、ユンチャンの相続人になり、SSの第2株主になったことなどを挙げ、その実力は認めると言う。
だが、事業に必要なのは実力だけじゃない。
要領よく対処する能力が問われる。
証拠もないのに押しかけて追及するとはガキのすることだ。
むしろ母親が弱点だとさらけ出した。
おまえはこの俺に何もできん。
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ハナはユンチャンに、母と姉にボディーガードをつけたいと言う。
人を雇うのは簡単だが、時間との戦いだなと答えるユンチャン。
会長が攻撃を続けたら防ぎきれないだろうと。
そして、譲歩しようと提案する。
が、攻撃はやめないとハナ。
ソル会長がハナを標的にしている以上、この全面対決を続けるわけにはいかないとユンチャン。
ハナもどうすべきか考えてみると答える。
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豆の選別をさせられるラゴンとチョンラン。
やれどもやれども終わらない作業にいらつく2人。
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SSの理事会から出てきたラヒとソル会長。
ほかの理事たちもハナを疎ましく思っているので、ラヒがハナを打ちのめすのを期待しているとのこと。
そんな2人を偶然ドヒョンが見かけ、ラヒが理事になったことを知る。
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SS本社が管理役の理事を派遣するとハナに伝えるユンチャン。
ファンソの業務について指図する人。
誰かは分からないが、恐らくソル会長の息がかかった人であろう。
すぐに会うことにしたハナ。
そして、その人物がラヒであることを知る。
立て直しの期間を短縮したのもラヒだったのかと驚きつつも納得するハナ。
ファンソのおかげで裕福に暮らしてこられたのに、そのファンソの独立を邪魔するラヒが信じられない。
ラヒは、私の人生を棒に振ってもあなたを破滅させると言う。
ハナをつぶすことだけがラヒの目的であり、そのためにファンソがどうなろうとラヒには関係がないと思っている様子です。
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ハナの元へチャン会長がやってくる。
チャン会長は、立て直し期間が短縮されたのはソル会長の策略だと言う。
相手はソル・ジンモク。
私とラゴンも勝てなかった人物。
チャン会長はそんな相手に女であるハナが立ち向かうのは無謀過ぎるから、社長を辞任するようにと促す。
そのせいで家業が途絶えては困る。
ハナは言う。
もし私が男だったとしても今のように信用しないんですかと。
ウンソンのことは信じてくれていたチャン会長。
1年前のウンソンも女だったのだ。
ウンソンもハナも同一人物。
そう訴え、自分の力で解決してみせますと言うハナ。
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ドヒョンがますます崖っぷちに立たされているハナを心配する。
1年前と同じようにハナが打ちのめされるのは耐えられない。
付き合うことにすれば安全だと言う。
ハナは1日時間をくださいと答える。
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疲れ切って帰宅したラゴンとチョンラン。
豆の選別は以前チョンランがハナにやらせたこと。
ラゴンは母に文句たらたら。
母もラゴンのためにやったことだと反論。
と、そこへチョンラン母が登場し、今からドウンが来るのだと言う。
チョンランと母の2人がラゴンとドウンをくっつけようとしていることをラゴンにも伝える。
誘惑して結婚しなさいと。
有名な変わり者なんかイヤだと言うラゴンだったが、SSの娘だったら鼻の穴が3つあっても口説くべきだと言いくるめられる。
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ソル会長に呼ばれ、会長の自宅を訪れるラヒ。
法的にも他人になったラヒが自宅に来るなんてドヒョンは不愉快でたまらない。
しかも、理事としてハナを追い込んでいる。
ラヒはソル会長の力になってあげたいだけだと言い、離婚したからといってお互いを避けることはないと涼しい顔。
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ラゴンに気があるようなふりをするドウン。
ラゴンも母たちに言われた通り、ドウンに優しくする。
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ドヒョンはラヒと手を組んだ父に文句を言う。
ラヒは父にとってハナを打ちのめすために最も役立つ人物。
できることならドヒョンとの復縁も望んでいる。
父は事業のために本当に愛する人を捨て、役に立つ女性と結婚した。
自分たちの母を父は愛していなかったのだと知り、ショックを受けるドヒョン。
ドウンは、ラヒやあの家族は狙った獲物を逃がさないから、早くしないと一生つきまとわれると兄に助言する。
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ハミョンも男たちに追われ、怖い目に遭う。
ユンチャンがボディガードをつけてくれたので安心だが、あと1か月、ソル会長が手を緩めるとは思えない。
しかも、ラヒまでもがハナを追い詰めてくる。
ハナは考えた末、ついにドヒョンの提案を受け入れることにする。
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ハナとドヒョンが恋人になったら、ドヒョンとソル会長との間には溝ができるであろう。
ドヒョンはそれでも楽になりたいのだと言う。
父さんとハナが対立していると気が休まらない。
ハナが成功してすべて終われば、僕の心は軽くなる。
お互いのメリットのため、公式の恋人になりましょうと2人は固い握手を交わす。
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この期に及んでもまだラゴンに期待を残しているチャン会長。
が、当の本人はハナの下で働くことに腐り、長男ではなく女のハナを社長にした会長に食ってかかる始末。
最終期限まで1か月しかない。
キム秘書はハナに任せてはどうかと言うが、チャン会長はハナがソル会長に勝てるとは思っていない様子。
万一勝てたとしても、ハナが女である以上、ファンソでは何もできないのだと言う。
ファンソを動かすべきはやはり長男のラゴン。
でも、あの様子では・・・と、ほとほと困り顔のチャン会長だった。
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ユンチャンがソル会長に会う。
どうにかしたい相手は私のはずなのに、なぜハナを狙うのかと聞くユンチャン。
ソル会長はユンチャンに恨まれていたことがショックだったと話す。
今は親子関係をやり直す途中。
ハナがいなければもっと簡単になる。
では、今後もハナに危害を加えるつもりなのかとユンチャン。
おまえが必要だが、ハナは俺を苦しめる。
ハナがいなくなれば、おまえは俺の元に頭を下げて戻るはずと言うソル会長。
周りの人が傷つき、離れていってから後悔するな。
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病院は安全だからと母の退院を先延ばしにするハナ。
ユンチャンは、ハナとハナの家族を危険な目に遭わせていることを再び謝る。
どうすればいいか悩むユンチャン。
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ユンチャンはハナの家族が安全に暮らせる場所を探しに上海へ行くことにする。
ハナはドヒョンと恋人契約について話し合う。
期間は1か月。
ドヒョンはラヒとの関係をきちんと清算するため。
ハナは母と姉が安全だと安心するため。
お互い家族にも2人の関係が本当であると信じてもらう必要があった。
ドヒョンは直近の公式イベントで、ハナを婚約者として紹介することにする。
一番大事なことを伝えると言うハナ。
あなたに特別な感情はない。
理解しておくとドヒョン。
1か月の期間限定「恋人契約」が始まる。
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嫌な予感・・・。
そう、ユンチャンはこのことを知らずに上海へ行ってしまったんじゃ?
戻ってきたら、2人が婚約者として公認の仲になっているなんて、もう想像するだけで泣けてくるんですけど。
ほんと損な役回りのユンチャンです。
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『大切に育てた娘ハナ』 あらすじ&感想 一覧はコチラからどうぞ。
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